フローラルウォーター
M’s Villageでは、お鍋を利用してハーブを蒸すことでフローラルウォーターを作っています。保湿や殺菌の効果が期待できるフローラルウォーターは、香りも良いので、使うたびに気分も上がりますね。
フローラルウォーターは、芳香蒸留水、ハイドロゾルとも呼ばれます。精油を作る時の副産物としてのフローラルウォーターですが、精油と違い、そのまま肌につけることができ、ハーブの効能もダイレクトにいただけるので、とてもありがたい液体です。
ハーブの花や葉のエッセンスが凝縮されたフローラルウォーターは、さまざまな効能を持っています。今回は、蒸留フローラルウォーターの作り方と主な効能について詳しく解説します。
エッセンスオイルを精製水に混ぜて作るアロマウォーターとも別のものです。
フローラルウォーターの作り方
材料・道具の準備
- ハーブ
フローラルウォーターに使用する花や植物を選びます。ローズ、ラベンダー、カモミールなどがよく使用されます。 - 蒸留機
蒸留をするための道具が市販されています。
M’s Villageでは、パスタパンを深い蒸し器のように利用して、蒸留をしています。
蒸留する
- 蒸留器のボトムに水を注ぎます。水は蒸発し、蒸気を生成します。
- 花や植物を蒸留器のバスケットに入れます。バスケットは蒸気が通り、花や植物のエッセンスを抽出する場所です。
- 蒸留器を加熱し、水が沸騰して蒸気が発生するまで待ちます。蒸気がバスケット内の花や植物に触れることで、エッセンスが蒸気と一緒に蒸留器から出てきます。
- 出てきた蒸気は冷却され、水と花や植物のエッセンスを含んだ液体となります。これが蒸留フローラルウォーターです
- パスタパンの場合、ハーブの真ん中にガラスビンを置き、蓋を裏返しにして蒸気がふたに当たり、ガラスビンに落ちるようにセットします。
濾す(省略可能)
蒸留した液体を濾して不純物を取り除きます。コーヒーフィルターや細かいシート状の濾紙を使用すると便利です。
保存
フローラルウォーターを適切な容器に移し替え、冷暗所で保管します。直射日光や高温を避けることが重要です。冷蔵庫で保存すると長期間新鮮な状態を保つことができます。
主なフローラルウォーターの効能
ローズウォーター(花)
保湿効果: ローズウォーターは肌を潤し、乾燥から守ります。
肌トーンの均一化: ローズウォーターは肌のトーンを明るくし、くすみを取り除きます。
鎮静効果: ローズの香りはリラックス効果があり、ストレスを緩和します。
ラベンダーウォーター(花)
リラックス効果: ラベンダーウォーターの香りは心を落ち着かせ、リラックス効果をもたらします。
睡眠の改善: ラベンダーウォーターを枕や布にスプレーすると、良質な睡眠をサポートします。
鎮静効果: ラベンダーウォーターは緊張を緩和し、ストレスから解放します。
カモミール(花)
抗炎症作用: カモミールウォーターは炎症を抑え、敏感肌やかゆみを和らげます。
リラックス効果: カモミールの香りはリラックス効果があり、ストレスを軽減します。
皮膚トラブルの緩和: カモミールウォーターは肌トラブルを鎮めて、赤みやかゆみを緩和します。
椿フローラルウォーター
まずは、最近吉永小百合さんがCMをしている椿フローラルウォーターに挑戦!
椿の葉を500g程度準備し、よく洗います。
パスタパンを使うことで、葉っぱをお水につけず、蒸す形で成分を抽出することができます。「蒸留」感はあるのですが、「煎じる」方がもしかしたら、成分は多く出るのかしら?
パスタパンだと、一度にたくさんのフローラルウォーターが作れますので、便利です。
月桃フローラルウォーター
熱帯地域で見られる美しい花を咲かせる植物です。月桃の花から抽出されたフローラルウォーターは、独特の香りと効能を持っています。
皮膚のトーンアップ、抗酸化作用、抗炎症作用と、肌が喜ぶ成分がたっぷりの月桃フローラルウォーターは、いつも手元に置いて、肌を整えるのに役立てたいですね。
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